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地域防災を考える(1)

 2011年3月11日の東日本大震災以降、ますます関心が高まる防災。
 災害列島と言われる日本、近年も各地で頻繁に地震や津波が発生し、この稚内でもいつ大災害が起こるかわかりません。
 東日本大震災では、国や自治体といった「公助」による防災・減災の取り組みだけでは、大規模災害から市民の命や生活を守ることは困難であることが浮き彫りになりました。
 これからの減災社会は「自助」「共助」と言われるように、市民一人ひとり、町内会などが地域の減災を意識し、日頃から防災意識を高めることが何よりも大切です。
 そこで、今回は過去の稚内の災害の歴史や、稚内で起こりうる大規模災害、地域自主防災の取り組み、学校での防災教育といったテーマで番組を進めていきたいと思います。

 第一回目は「稚内の災害の歴史」ということで、稚内市教育委員会・学芸員の斉藤譲一さんに稚内市史を紐解いてもらい、過去に起きた様々な災害を振り返っていきます。

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稚内市教育委員会・学芸員の斉藤譲一さん

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