今月のテーマは「年の瀬、お正月の習慣・風習〜わが町稚内編」です。
12月に入り、今年も残り1ヶ月を切りました。慌ただしく生活している方も多いことでしょう。
間もなくお正月を迎えるにあたって準備するもの、年越しやお正月に行うことなど色々あります。
今月は、この時期に行う日本人の暮らしや風土を今一度再認識しながら、
わが町稚内ならではの過ごし方や稚内と関わりのあるものを再発見して行きます。
今週は、「棒鱈(ぼうだら)」に焦点を当ててお話を進行します。
棒鱈は、真鱈の干物のことで、日持ちしない鱈を流通させるために、古くから加工されてきた保存食です。
主に煮物に用いられ、ほろほろとした食感と独特の風味が特徴です。
稚内産の「棒鱈」が関西方面ではお正月料理に欠かせない一品となっています。
市内の「棒鱈」製造会社 株式会社北海組 谷原一郎常務に詳しいお話を伺いました。
まずは倉庫内で乾燥します。
その後は、外で潮風を浴びながらうま味が増すまで干し続けます。